自己紹介

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はじめまして。吉川自然農園の吉川努と申します。
僕は、２０１２年に神奈川県から瀬戸内海に浮かぶ大三島に移住してきました。移住の目的は、豊かな自然の中で1日1日がきちんと積み重なっていく様な暮らしがしたかったからです。
僕が島での生業として、無農薬栽培の野菜農家を選んだ理由は、
前職の飲食業での経験が大きく関係しているような気がします。
というのも、今の飲食業は、添加物や化学調味料を当たり前に使います。それを食べるのが小さな子供だとしても、まるでお構いなしです。
当たり前のことですが、体をつくるのは、日々口にするものです。
そのとても大切な「食」が、効率や利便性を優先するあまり、
どんどんないがしろにされているのが実状です。
「食」を仕事とするなかでいつも後ろめたい思いがありました。
いつか自分にも大切な大切な子供が産まれます。
その子が安心して口にすることのできる「食」を作りたい。
太陽と土と風の匂いがするような、そんな「食」を目指しています。

大三島のこと

僕が住む大三島は、しまなみ海道のちょうど真ん中に位置する小さな島です。瀬戸内の穏やかな気候に恵まれ、柑橘の栽培も盛んです。
この島には、大山祇神社（おおやまづみじんじゃ）という日本でも指折りの由緒正しい神社があり、古来から神のおわす島として栄えてきました。
また、大山祇神社があることから殺生が禁止され、他の瀬戸内海の島とは違う独自の文化や景観が残された島です。